出会い“ある日の野鳥”
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デジスコ写真
ja
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ツバメの第2繁殖
7月6日に5羽の1番子がすべて巣立ちをした。その2日後の8日に、親と思われるツバメ成鳥2羽が再び現れるようになった。そして、今度は前とは違う室外灯の上に残っていたやや小さめの古巣に出入りを始めた。 7月9日、朝から雨が降り庭の地面には水がたっぷり浸み込んだ。午前8時ごろ、2羽のつがいが現れて地面に降りて芝の枯草や泥を集めては古巣のリフォームを始めた。雌雄共同の作業は午後も行われた。 庭へ降りて巣材を集める
7月9日、朝から雨が降り庭の地面には水がたっぷり浸み込んだ。午前8時ごろ、2羽のつがいが現れて地面に降りて芝の枯草や泥を集めては古巣のリフォームを始めた。雌雄共同の作業は午後も行われた。
庭へ降りて巣材を集める親
古巣のかさ上げそするツバメ。このリフォーム作業は7月13日まで続いた。(およそ5日間)
7月9日、すでに巣立った1番子のヒナたちが時々リフォーム中の巣へやって来て親の給餌を受けようとする。しかし、親は餌を与えないので、しばらくすると飛び去っていく。
7月16日、親の留守中に鏡を使って巣の中を覗いてみると卵が3個あった。産卵は1日1個で、初卵は7月14日、最終卵は17日だった。産卵期の親は朝のうち雌が巣に座り、雄は巣の近くの雨戸の枠の上に止まっている。9時ごろになると雌雄は巣を離れるが、午前、午後それぞれに1~2回巣へ戻って来て朝のような行動をとった。
7月17日の最終卵から抱卵に入り、31日に孵化した。(抱卵期間2週間)
8月7日、育雛初期から中期に差し掛かり、ヒナ4羽順調に成長している。親がいないときにもヒナの頭部が見えるようになり、小さな鳴き声が聞こえるようになった。
親の給餌回数が多くなり、ヒナはフンを巣の外に落とすようになった。
8月17日、ヒナ1羽が巣から落下。親からの給餌を受けられず残念ながら翌日死亡。
8月23日、いよいよ巣立ち。残った3羽のヒナが巣を離れ、当初は巣の下にある雨戸の枠の上で親の給餌を待っていた。
(育雛期間23日)
雨戸の枠に止まって親の給餌を受ける巣立ちビナ。8月24日以後、ヒナたちは夜は巣に戻って来るが、朝から夕方までは近所のどこかで親から餌をもらいながら過ごしているようだ。
時期的にやや遅めの第2繁殖で1羽の落鳥はあったが、無事に巣立ちができてよかった。1番子と2番子を合わせて8羽のヒナを育て上げたツバメのひたむきな行動に何度も心を動かせられた。
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ツバメ科
2016-08-28T15:52:16+09:00
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水たまりにやってくる鳥
鳥友の案内で北八ヶ岳に近い大河原峠林道の水場に出てくる鳥を撮影した。水場と言っても、そこは道のくぼみに雨水が溜まっただけの場所である。その水たまりから10メートル離れたところにブラインドを張り、中に入って静かに鳥の出現を待った。あたりではウグイスをはじめ、ヒガラ、メボソムシクイ、クロジなど亜高山の鳥が鳴き、遠くからホトトギスやカッコウの声が聞こえてくる。しかし、目の前の水たまりにはなかなか鳥が姿を
1時間ほど待ったころであろうか、知らぬ間に1羽のウグイスが来ていた。水浴びをしながらも囀っていて驚いた。ウグイスが去って間もなく、今度はクロジが出現した。クロジは雌雄で体色が異なるが、水たまりの出てきたのは全身が黒色のオスだった。その後、また待ちぼうけの時間が続いた。鳥見には忍耐が求められる。そんなことを思っていると、ようやく3番目の鳥がやってきた。それはモズだった。
標高2000メートルの林道の脇にブラインドを設けた。
林道のくぼみにできた水たまり。こんなところにも鳥が水浴びにやってくる。
ウグイス
ウグイス(オス)
モズ(オス夏羽)
クロジ(オス)
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未分類
2016-07-16T10:29:09+09:00
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ツバメの巣立ち
7月3日の正午過ぎ、ツバメのヒナ5羽のうちの1羽が巣を離れた。どこへ行ったのかと思って探してみると、巣の近くの雨戸の枠の上にいた。続けて2羽目も巣を出たがすぐ巣に戻った。夕方には今までのように5羽全部が巣にそろって夜を過ごした。 7月4日朝、5羽のうち4羽が巣を出て近所のお宅の屋根の上に降りたり、窓枠に止まったりしていた。そのうちに全部が巣に帰ってきて親から餌をもらっていた。どうも巣の外では親から餌をもら
7月4日朝、5羽のうち4羽が巣を出て近所のお宅の屋根の上に降りたり、窓枠に止まったりしていた。そのうちに全部が巣に帰ってきて親から餌をもらっていた。どうも巣の外では親から餌をもらえないようだ。でも夜は一番小さなヒナ1羽を巣に残して巣の外にねぐらをとったようだ。
7月5日朝、4羽のヒナが親と一緒に家の周りを飛んだり、電線に止まったりしていたが、午前中には全部が巣に帰って親から餌をもらっていた。そして、外へ出掛けることはあったが、夜は5羽全部が巣で過ごした。
7月6日早朝、ヒナたちが賑やかに鳴きだしたと思ったら、小さなヒナも含めてすべてが親と共に巣を飛び出して姿が見えなくなった。正午ごろヒナたちが家の近くの電線に止まって親からの給餌を受けていた。
ヒナたちの飛翔力は結構ついているようだが、餌の虫を空中で獲ることがまだ出来ないらしい。親離れするにはもうしばらくかかりそうだ。
7月3日、1羽のヒナが巣を離れ、残った4羽に餌を運ぶ親ツバメ
7月3日、巣の近くの止まり台で親に餌を求める巣立ちビナ
7月4日、巣から3メートル先の屋根に止まる巣立ちビナ
7月4日、近所のお宅の屋根に降りたヒナと親ツバメ
7月6日、電線の上で寄り添う2羽の巣立ちビナ
7月6日、親の給餌を待つ巣立ちビナ
7月6日、巣立ち雛の飛翔
7月6日、親から給餌を受ける巣立ちビナ
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未分類
2016-07-06T16:29:27+09:00
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ツバメの育雛
以前には同時に3つがいいのツバメが営巣したことがある自宅だが、ここ数年はさっぱり来てくれなかった。ところが今年、久しぶりにやってきた。5月になってから使用済みの古巣へオスが枯草を運び入れはじめた。そして、巣やその近くで盛んに囀り、つがいメスに対して、「ここに家を決めようよ。ここで子どもを育てようよ」とでもいうかのように猛アピールを続けた。その結果、オスの努力が報われたようで、あたりは静かになってメ
6月に入って静かに抱卵を続けていたつがいの動きがにわかに忙しくなった。卵が孵ってヒナに餌を運び始めたのだ。はじめは抱雛と給餌をしていた。孵化後1週間もするとヒナが巣から顔をのぞかせて、親が餌を運んでくるたびに賑やかに鳴くようになった。親は懸命にヒナに餌を運んでいる。もうしばらくすれば5羽のヒナたちは巣立っていくことだろう。
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ツバメ科
2016-06-28T10:25:31+09:00
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ジョウビタキの繁殖地広がる
去年長野県の諏訪地方で繁殖していたジョウビタキを観察したが、その繁殖地は今後他の地域へも広がっていくことが予想された。そこで、今年5月、諏訪に隣接する長和町大門姫木平でジョウビタキの繁殖があるかもしれないと予想して調べてみた。するとすぐに餌をくわえたジョウビタキの雌雄に出会った。しばらく様子を見ると、姿は見えなかったが巣立ちビナが近くにいて親が給餌をしているらしいことがわかった。 この場所は標高
この場所は標高1250mの別荘地で、上へ上っていくとスキー場やホテルやペンションがあり、ウインターシーズンは人々で賑わっているが、5月のこの季節は静かで観光客はほとんど見られなかった。ジョウビタキの様子を見ていると、近くに住むAさんが現れ、「その鳥は自分の家に巣をかまえ、最近までヒナを育てていたんですよ。」と話してくださった。敷地の中に案内されてベランダの軒に営巣したという古巣を見せていただいた。ご主人のお話によると、4月に巣作りを行い、育雛中は親鳥が巣から10mも離れていない川の中へ入って餌を採って運んでいたという。
ジョウビタキはこの場所から数百メートル離れたところでも見つかったが、繁殖の有無は確認できなかった。いずれにしても冬鳥とされたジョウビタキは、年々夏季になっても国内に残って繁殖をするものが多くなっていくのではないかと思われた。
巣立ち雛に餌を運ぶ♂
道路で昆虫の蛹を見つけた♂
草むらに潜むヒナに餌を運ぶ♂
道路で餌を見つけた♀
ヒナに餌を与えた後の♀
Aさん宅のベランダの軒に構えたジョウビタキの古巣
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ヒタキ科
2016-05-22T17:26:56+09:00
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