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 3月中旬、日差しが明るくなり春の気配を感じる。この季節になると、例年ウソがサクラやモモの花芽を食べるために里に姿を現す。まだ残雪に覆われた美ヶ原に通じる山麓へ出掛けてみた。冬期間は閉鎖されている観光センター脇の道沿いにソメイヨシノが植えられていて、その近くでジッと耳を澄ませた。すると、「フイッ、フイッ」と聞きなれた鳴き声が聞こえてきた。その方向に目を凝らすと、まだかたい花芽をいっぱいつけた込み入った枝に3羽のウソがいた。そのうちの2羽は雄で、もう1羽は雌だ。よく見ると雄の胸と腹がピンク色を帯びている。冬鳥として大陸から渡ってきている亜種アカウソのようだ。
 
上田市武石巣栗観光センターより
 まだ雪に閉ざされた観光センター駐車場。正面の桜の木にウソがいた。

ウソ♂と♀
 アカウソ雄(右)と雌(左)

アカウソ♂1
 アカウソ雄 胸、腹の部分がピンク色を帯びている。

アカウソ♂2
 ソメイヨシノの花芽を盛んに食べている。
アカウソ♂3

アカウソ♂4

ウソ♂1

ウソ♀1
 亜種ウソとの区別は微妙だがアカウソの雌らしい。

ウソ♀2

ウソ♂2
 もう1羽の雄。胸、腹部の色が薄い。

ウソ♂3






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 山麓にある冬のマレットゴルフ場には人は誰もいない。一面に積もった雪を踏みしめながら進んでいくと、ヒノキ、トウヒの林の脇にわずかに枯草が雪の上に出ている。そこに小鳥が4羽ほどいて、その草の実を食べていた。双眼鏡で覗いてみると、それはシベリアからの冬の渡り鳥のオオマシコだった。枯草は引っ付き虫で知られるイノコズチで、オオマシコは茎にわずかに残っていたり、雪面に落ちたりしている実を食べていた。

上田市民の森

オオマシコ♂♀
 手前は雌、奥は雄。
雪上のオオマシコ♂
 雪上で採食する雄。

オオマシコ♀
 イノコズチの実を食べる雌。

オオマシコ♀
 2羽とも雌のようだ。

オオマシコ♀
 木の根元の雪が解けたところで餌を探す雌。

オオマシコ♂

オオマシコ♂











 アカマツとカラマツの林に囲まれた別荘地の一画に、ススキやノイバラが生い茂った荒れ地がある。ここにはほとんど人が入り込むことはないので、冬のこの季節、鳥たちのよい棲み場所になっている。
 毎年、ベニマシコも秋に北海道や青森などの北の地方からやってきて、春までここで過ごしている。荒れ地に生えたヨモギ、セイタカアワダチソウ、イノコズチなどの実を食べながら、灌木や草薮の茂みを巧みに利用して生活している。ベニマシコを観察するにはあまり動き回らない方がいい。彼らが現れそうなところでジィーッと待つと、小さな体には似合わないくらい大きな「ブルルッ」という羽ばたき音が聞こえることがある。それはベニマシコが観察者の近くへやってきている証だ。さらにジィーッとしていると、そのうちに茂みの中から姿を現してくれるだろう。
 ところで今回ベニマシコが採食している場面を何回か目撃したが、雄雌いずれも同じものを食べていた。それはつる性の植物についている枯れた果穂の実だ。このつる植物は何だろうか。図鑑には冬の枯れた植物の写真や絵はほとんど載っていないので手掛かりがつかめない。どなたかご教示をお願いします。

学者村原野風景
 遠くに浅間山を望む別荘地の一画にある荒れ地

ベニマシコ♂1
 ベニマシコ♂
ベニマシコ♂2

ベニマシコ♀3
 ベニマシコ♀
ベニマシコ♀4

ベニマシコ♂3

ベニマシコ♂4

ベニマシコ♂5

ベニマシコ♀2

ベニマシコ♀5

ベニマシコの食物カラハナソウ
 これがベニマシコが好んで食べていたつる植物のさく果。カラハナソウ(アサ科)だろうか?








 冬晴れの日、小諸高原美術館の周辺を散策した。高台へ上っていくと、ゴツゴツした岩の黒斑山の向こうに真っ白な雪を被った浅間山(2,568m)が美しく輝いて見えた。
 アカマツ林沿いの散策路を進んでいくと、枯れた草薮からカシラダカが飛び出し、ホオジロ、ミヤマホオジロ、カワラヒワも姿を見せた。アカマツの林では樹間をシジュウカラ、ヤマガラがせわしく動き、アカゲラが盛んに幹をつついていた。さらに歩いていくと、1本のくすんでしぼんだ橙色の実を残した柿の木があって、そこには賑やかな鳴き声のヒヨドリをはじめ、ツグミ、シロハラ、メジロが集まっていた。
 帰り間際、公園の芝地をゆっくり歩いていくと、キョ、キョ、キョ、キョ…という鳴き声と共に、数羽のアトリが目の前に飛んできた。はじめは木の枝に止まっていたが、その後芝地に降りて採食を始めた。その距離10メートル弱、人を少しも警戒しないその姿にじっくり見入ってしまった。
 
小諸高原美術館より浅間山を望む
 小諸高原美術館より黒斑山、浅間山を望む。
アトリ♂
 アトリ♂
アトリ♂
 アトリ♂
アトリ♂
 アトリ♂
アトリ♂
 アトリ♂
アトリ小群
 地上へ降りたアトリ♂と♀。後ろ向きの雌の頭部には2本の頭側線が後頭まで伸びている。
アトリ♂
 草の実を食べる♂。
アトリ♀
 手前2羽は♀。
 初冬のハンノキ林を訪れた。葉はすでに落ちていて、枝先には長径2センチぐらいの暗褐色をした果穂がたわわに実っていた。高さ10メートル以上はあるその込み入った枝に小さな鳥が取りついている。双眼鏡で見ると、それはマヒワの群れだ。 マヒワは毬状の果穂の隙間に鋭く尖ったくちばしを差し込んで、無心になってその実を食べていた。
 顔、胸の黄色味が強く、頭と喉が黒い雄の姿が見られなかったのは残念だった。

ハンノキ林
 落葉したハンノキ(カバノキ科)の林
ハンノキの実
 ハンノキの果穂
マヒワ1
 ハンノキの果穂にとりつくマヒワ雌。くちばしの先端が鋭い。
マヒワ2
 集合果の果鱗の間にある扁平な実を穿り出して食べる。
マヒワ3

マヒワ5

マヒワ6

マヒワ8

カワラヒワ
 マヒワの近くへ来たカワラヒワ。しかし、ハンノキの実は食べていないようだった。くちばしのつくりがマヒワとは異なるせいか。イカルもやって来たが、実を食べないで飛び去った。


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