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 雪が降ったら、八ヶ岳山麓にあるヤマシギがいるハンノキ湿性林のある公園へ行ってみようと考えていた。今まで現地を何回か訪れているが、なかなかその姿をじっくり見せてもらえなかった。2月8日に大雪が降ったので、その翌々日に出掛けた。
 午前中は、アトリ、キジバト、イカル、シメ、ツグミ、シロハラ、アカハラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、エナガ、カシラダカなどはいたものの、めあてのシギは一向に姿を見せてくれなかった。今日も空振りかと思いながら、このまま撤退するのは残念なので昼食をとって午後まで粘った。
 日が傾きかけた午後3時過ぎ、双眼鏡を林下の湿地に向けたとき、鳥の影が見えた。それは後でわかったが、アオシギだった。アオシギは水路に沿って歩きながら、たちまち藪の影に消えてしまった。「今日も駄目か。」とがっかりしながら180度反対方向に眼をやると、なんと別のシギ1羽が20メートルほど離れたところにいるではないか。それはヤマシギだった。ヤマシギはこちらを警戒することもなく、湿地の落ち葉にくちばしを刺し込んでえさとりに集中していた。
 ようやくヤマシギの姿にじっくりと出会うことができた。

冬の八ヶ岳雪景色
 ヤマシギ・アオシギがすむ公園の近くから望む八ヶ岳

ヤマシギ1
 ヤマシギ 名前の由来は、おもに林や山地に棲息していることから。

ヤマシギ2
 濡れた落ち葉にくちばしを刺し込んで餌を捜している。
 ヤマシギはタシギなど他のジシギ類と羽色や体形が似ているので野外での識別は難しいが、頭頂部にある黒褐色の4本の横班がひとつの目安になる。(アマミヤマシギにも横斑はあるが)

ヤマシギ3

ヤマシギ4

ヤマシギ5

ヤマシギ6

ヤマシギ7

ヤマシギ8


藪越しのアオシギ
 藪越しに見えたアオシギ





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 若いときから40年にわたって鳥を見続けてきたフィールドがある。そこは標高約1,200mの湿原で、ハンノキ、ヤチダモなどの木々の間にスゲとヨシの草原が広がっている。ここには年間約30種の鳥が生息する。現在ではアオジが優先種で、シジュウカラ、コガラなど留鳥のカラ類、オオヨシキリやコサメビタキなどの夏鳥もよく見られる。長年同じ場所で鳥を見続けていると、このような鳥たちの生息状況が変わってきたことに気づく。
 かつてこのフィールドには、1982年までオオジシギ、ヒクイナ、アカモズが、近年までコヨシキリもたくさん棲んでいたが、今ではそれらの鳥たちに出会うことはほとんどかなわなくなった。
 ところが連休明けの5月7日、驚くことがあった。フィールドに足を踏み入れてしばらくしたとき、スゲの草原からジーエップ、ジーエップという鳴き声が聞こえてきた。「もしや。」と思って双眼鏡で草原をなめるように丹念に探した。すると30mほど前方のスゲの間にジィ-ッと動かないジシギがいた。それはオオジシギだった。それも2羽いた。この場所で30年ぶりの再会に感極まった。
 
オオジシギ1
 スゲがまだあまり伸びていなかったのが幸運だった。
オオジシギ2

オオジシギ3
 草の上でジーエップ、ジーエップと鳴く。
オオジシギ4

オオジシギ5


 ハリモモチュウシャクが現れた岩礁に、キョウジョシギも飛んできた。この鳥は日本では春と秋の渡りの季節に旅鳥として見られるが、ハワイでは冬鳥としてアラスカから渡ってきて越冬するそうだ。4~5月になると背面が赤褐色と黒色の夏羽に衣替えをし、大きな群れを作って再びアラスカの繁殖地へ戻っていくという。

キョウジョシギ1
 岩礁ですばやく動き回って餌を探している。
キョウジョシギ2
 冬羽は顔がほとんど褐色で、背面の赤褐色部はない。
 ハワイ島北西部のコハラ・コーストには海沿いにハイキングトレイルが続いている。青い海を見ながら歩いていると、岩礁に大小2種類のシギらしき鳥がいた。そのうちの大きい方が2羽いて、日本では迷鳥として記録されているハリモモチュウシャクだった。最初に見たときはチュウシャクシギかと思ったが、図鑑で確かめるとそれとは違うことがわかり胸が躍った。
 この鳥は毎年8月ごろ繁殖地のアラスカからハワイへ渡ってきて越冬するという。

シギのいるコハラ・コーストの風景
 溶岩が海にまで達して岩礁を形成している。ここにシギがいた。
ハリモモチュウシャク1

ハリモモチュウシャク2
 和名の所以となる腿に針のような細い羽が生えている。チュウシャクシギにはこのような羽がない。
ハリモモチュウシャク3
 盛んに岩の隙間に長いくちばしを突っ込んでカニなどの餌を捕っている。
ハリモモチュウシャク4
 長いくちばしは頭長の2倍くらい。
早朝の大原野の空を数羽のオオジシギが縦横無尽に飛んでいた。ズビー、ズビー、ズビャク、ズビャクという声で急降下をはじめゴゴゴーという羽音があたりに響き渡った。遠くの木に止まった1羽をかろうじて撮影した。
オオジシギ サロベツ原野2011.07.06
201.07.06
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