上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 去年長野県の諏訪地方で繁殖していたジョウビタキを観察したが、その繁殖地は今後他の地域へも広がっていくことが予想された。そこで、今年5月、諏訪に隣接する長和町大門姫木平でジョウビタキの繁殖があるかもしれないと予想して調べてみた。するとすぐに餌をくわえたジョウビタキの雌雄に出会った。しばらく様子を見ると、姿は見えなかったが巣立ちビナが近くにいて親が給餌をしているらしいことがわかった。
 この場所は標高1250mの別荘地で、上へ上っていくとスキー場やホテルやペンションがあり、ウインターシーズンは人々で賑わっているが、5月のこの季節は静かで観光客はほとんど見られなかった。ジョウビタキの様子を見ていると、近くに住むAさんが現れ、「その鳥は自分の家に巣をかまえ、最近までヒナを育てていたんですよ。」と話してくださった。敷地の中に案内されてベランダの軒に営巣したという古巣を見せていただいた。ご主人のお話によると、4月に巣作りを行い、育雛中は親鳥が巣から10mも離れていない川の中へ入って餌を採って運んでいたという。
 ジョウビタキはこの場所から数百メートル離れたところでも見つかったが、繁殖の有無は確認できなかった。いずれにしても冬鳥とされたジョウビタキは、年々夏季になっても国内に残って繁殖をするものが多くなっていくのではないかと思われた。

ジョウビタキ♂
 巣立ち雛に餌を運ぶ♂

ジョウビタキ♂
 道路で昆虫の蛹を見つけた♂

ジョウビタキ♂
 草むらに潜むヒナに餌を運ぶ♂

ジョウビタキ♀
 道路で餌を見つけた♀

ジョウビタキ♀
 ヒナに餌を与えた後の♀

ジョウビタキの巣
 Aさん宅のベランダの軒に構えたジョウビタキの古巣






スポンサーサイト
 ジョウビタキは、我が国では冬の渡り鳥としてよく知られているが、近年国内でも繁殖をしているものがあることが報告されている。最初の繁殖は、1983年北海道大雪山山麓の上士幌町で、次いで2010年長野県諏訪郡富士見町において本州初確認された。
その後、北海道や長野県の八ヶ岳周辺の諏訪地方で複数のジョウビタキが継続的に繁殖していることが、林 正敏・山路公紀の両氏によって日本鳥学会誌(2014)に報告された。今後その繁殖域の拡大が予想されるという。
 5月25日、このジョウビタキの繁殖の様子を一目見たいと旧友にお願いして諏訪地方を訪れた。場所は標高1300m以上のスキー場・レストラン・ペンション等がある高原リゾートの2か所だった。1か所目は独身♂だけだったが、2か所目は♂♀のつがいが巣のヒナに盛んに餌を運んでいた。

ジョウビタキさえずり ピラタス
 スキーリフトの高いワイヤーの上でさえずるオス。

ジョウビタキ♂ ピラタス
 地上に降りて採食後、近くの低いカラマツに止まった。

ジョウビタキ♂ 池のくるみ
 ヒナに与える餌を林へとりに行く途中に止まったオス。

ジョウビタキ♂給餌 池のくるみ
 ヒナに与える虫を捕らえてきたオス。

ジョウビタキ♀給餌 池のくるみ
 鱗翅類の幼虫をくわえたメス。

ジョウビタキ♀給餌と巣場所 池のくるみ
 巣はペンションの換気扇フードの下側にあるようだ。

※ この記事はジョウビタキの繁殖に影響を及ぼさないよう撮影場所や公開時期に配慮しました。
 毎年レンゲツツジが咲くこの季節に霧ヶ峰を訪れている。今年も6月末日に車山湿原へ足を運び、バードウォッチングを楽しんだ。遊歩道に沿って湿原へ下っていくと、ウグイスがツツジの茂みで盛んに囀り、遠くの林では複数のカッコウが鳴いていた。空は梅雨の合間の高気圧に覆われて久々に晴れ渡り、鮮やかな草原と山の景色が目の前に広がっている。さらに下って木道を進んでいくと、ノビタキやホオアカが姿を現した。両種とも繁殖期の終盤を迎えているようで、ヒナに与える小さな虫を盛んに運んでいた。
 今回はノビタキの飛翔の姿をカメラに収めるために、普段かついでいるデジスコと一緒に、400mmレンズと一眼デジを持参した。育雛中のノビタキのオスが、コバイケイソウが密生する草むらに何度もやってきてヒナに与える餌を採っている。そこにレンズを向けてコバイケイソウからの飛び立ちを待つ。しかし、手持ちのため集中が続かない。シャッターを切った時にはファインダーから鳥が消えているのがほとんどだった。悪戦苦闘の合間に偶然撮れていたものがわずかあった。

車山湿原風景
 コバイケイソウとレンゲツツジが咲く車山湿原

ノビタキ1コバイケイソウ
 コバイケイソウにとまるノビタキ(オス)

ノビタキ♂2
 ヒナに与える小さな虫を捕らえたノビタキ

ノビタキ♂3

ノビタキ♂4飛び立ち
 飛び立つ一瞬(デジスコ)

ノビタキ♂5飛翔
 飛んだ!(CANON7D/EF400mmf5.6)

ノビタキ♂6飛翔

ノビタキ♂8飛翔

ノビタキ♂9飛翔

ノビタキ♂7飛翔

ノビタキ♂10飛翔




 谷沿いの山道を上っていくと、青く美しいオオルリの雄が木の梢でさえずっていた。その歌声は美しく、ウグイス、コマドリとともに日本三鳴鳥のひとつとして知られている。オオルリもキビタキと同様、雄が先に渡ってきてなわばりを構える。5月の連休明けになって、遅れて雌がやってきたようだ。雄は他の多くの鳥がするように、つがいになると梢から降りて来て、しばらくの間雌と一緒に連れ添うように行動する。そのようなひと時であったのだろうか、雄が何度も目の前に姿を現してくれた。

オオルリ1

オオルリ2

オオルリ3

オオルリ4

オオルリ5正面さえずり

オオルリ6捕食

オオルリ7背面
 4月下旬、季節は春から夏に向かって急速に進んでいる。近くの山の林に一歩足を踏み入れてみると、木々の新緑がまぶしいぐらいに鮮やかだった。しばらく佇んで小鳥たちの鳴き声に耳を傾けた。留鳥のアオゲラ、イカル、メジロと共に、オオルリ、キビタキ、クロツグミ、センダイムシクイ、サンショウクイなどの夏鳥のさえずりが山全体に響き渡っている。
 そおっと山道を進んでいくと、黒と黄色と白のコントラストが鮮やかなキビタキの雄に遭遇した。雌はまだやってきていないらしい。眼の先のキビタキは、何やら緊張しているようだ。自分が警戒されているのかなと思ったとき、もう1羽の雄が近くにいることに気付いた。そうか、2羽の雄がそれぞれのなわばりをめぐって対立していたのか。雄たちは、接近して姿勢を低くして威嚇しあっている。30センチの距離まで近づいても直接的に戦うことはしなかった。さらに接近したとき、双方はパッと飛んで離れた。
 キビタキは夏鳥の多くがそうするように、雄が雌より一歩先に渡ってきて、これから繁殖するための生活域を確保する役割を担っているのだ。彼らの真剣さを目の前で実感するキビタキとの遭遇だった。

新緑の林

キビタキ♂1

キビタキ♂2

キビタキ♂の縄張り争い2

キビタキ♂の縄張り争い1

キビタキ♂の縄張り争い3

キビタキ♂の縄張り争い4

キビタキ♂の縄張り争い5

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。